2017年05月24日

カーボンナノチューブの膜厚を安定したい!  AFA(全自動塗工機)導入事例(NO.2)

img_170524_01.jpgAFA(全自動塗工機)へ の問い合わせは、私たちの想定をはるかに超えたかたちでやってくることがあります。
今回ご紹介するのは“電気自動車用のリチウム二次電池を開発されているメーカーさん”からでした。
テフロンシートにカーボンナノチューブ分散液を均一な膜になるように塗工する作業が安定しないということで、その改善に取り組まれていました。



【課題】
AFA(全自動塗工機) 導入前は、テフロンのシート上に、
液だまりアプリケーターを使って手動でカーボンナノチューブ分散液を塗工していたが、
作業結果が不安定であったということで、その状況をまとめてみると…
  • 手動だと均一に塗ることができない(成膜できないことがある)
  • テフロンシートの固定に問題がありそうで、膜厚が均一にならない
  • もっとも重要な同一膜厚の再現性が得られない
結論としては…
手動では上記の条件に最適な塗工速度を安定的に再現することができていなかった
ということになります。

【AFA(全自動塗工機)採用のポイント】
  1. テフロンシートにカーボンナノチューブを塗工するには、液だまりコーターを低速(2mm/s〜10mm/s)が最適な速度であった。
  2. AFA(全自動塗工機) であれば、上記の低速塗工が容易に再現できる。
  3. 速度調整が1mm/s刻みで設定できるので、塗工条件の変化に対応できる
  4. 本体内蔵のバキューム機構で、テフロンシートを固定でき、素地の状態による膜厚の影響を抑えることができた
  5. アプリケーターの多様なラインナップがあること
img_170524_02.jpg

▲今回ご紹介するのは、電気自動車用のリチウム二次電池を開発されているメーカーさんです(写真はあくまでもイメージです)

※戸村の教訓(心のつぶやき)
「納得のセールスポイント(製品特長)」は
お客様が教えてくださる!
…ことのほうが多いです。

posted by COTEC(コーテック) at 19:50 | Comment(0) | AFA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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