銀インキを活用した導電性フィルムの研究開発
もともと弊社製品を色々購入して頂いるユーザーで電話の最中に相談を受けました。
困っていること:
含銀系インキを塗布して、その上に保護(コーティング)膜を塗ろうとしているのだが、
1層目の膜がデリケートすぎて、バーコーターで2層目を塗ると1層目が傷ついてしまう…
保護膜を塗るために保護する膜を傷つけるというのは本末転倒なお話ですね。
そして、ユーザーがバーコーター塗工の職人に聞いてみると
そして、ユーザーがバーコーター塗工の職人に聞いてみると
『そういときはバーコーターを回転させながら塗工するとうまく塗れるよ』
と聞いたそうで、そんなことができる卓上自動塗工機はありますか?
というご相談から始まりました。
塗工速度とバーコーターの回転数がリンクして塗工する…AFAでできるのかな?
AFAバーコーター専用ウェイトをはずした状態で走行したところ…
うまく回転しながらできました!!(笑)
AFA-Standardのバーコーターの固定の構造だったからできた事例ですね。
実機のサンプルテストを実施頂きました。
実機のサンプルテストを実施頂きました。
※通常はバーコーター用ウェイトをのせて走行させますが、
2層目の塗工時はバーコーター用ウェイトをのせずに走行して塗工しました。
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【塗工条件】
・AFA-Standardマルチベースモデル+バキュームモデル+ガラスプレートモデル
・ワイヤレスバーコーター KCN-01M-400
KCN-03M-400
KCN-05M-400
・AFA-Standardマルチベースモデル+バキュームモデル+ガラスプレートモデル
・ワイヤレスバーコーター KCN-01M-400
KCN-03M-400
KCN-05M-400
基材:COPやPETフィルム
塗料:導電性のインク(低粘度)
乾燥後の目標膜厚:約100nm程度
塗工速度:10mm/s
塗料:導電性のインク(低粘度)
乾燥後の目標膜厚:約100nm程度
塗工速度:10mm/s
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この前の展示会で挨拶に来ていただいて、現在もバンバン使っています!とうれしいお声を頂きました。
これからもお客様の『困った&大変』を解決できる提案ができるように、日々の気づきを大事にしていきたいです。