2017年12月12日

RUBERT社製品価格改定によるお知らせ

2018年1月1日にて、RUBERT社の価格改定による関連製品の価格変更が行われます。

これによりコーテックまたは「COTEC STORE(WEB通販)」の価格変更が行われます。

【COTEC STORE(WEB通販)】につきましては、WEB直販という形式ではありますが、
メーカーの価格変更実施日が年末年始の休業期間中となるため、
休業前に先駆けて価格の変更を行います。

『2017年12月25日〜27日』

上記期間内にて、価格の変更を実施させていただきます。
手動での変更となりますため、タイミングは上記期間内中のいづれかといった形となります。
何卒ご理解の程よろしくお願い致します。
また、ご注文時に今一度ご確認をお願い致します。

WEB直販以外の弊社へのご注文につきましては都度お見積り・お問い合わせ・ご相談下さい。
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2017年12月06日

冬場は乾燥肌が心配…でも塗装では?

ある建設機械メーカー様で、冬場になると塗装のはく離のトラブルが増えるというご相談をお受けしたことがあります。
このような塗装不良では、季節、時間帯で不良率の増減があるかどうかを調べるのが、原因究明の第一歩となるようです。
調査をしたところ、冬の朝に塗装したものが極端に増えていました。最初は炉の温度が疑われていました。炉には定点で炉壁に熱電対が差し込んであり、それで炉内温度を監視しているケースがほとんどだと思います。しかし、炉の出入口付近の温度が下がっていたり、定点の熱電対より下層に冷気が侵入していたりするケースでは、なかなか定点の熱電対では察知できません。炉の温度によるトラブルは、炉内に移動式炉内温度計を通して、3次元的に炉内温度を把握する以外に有効な方法はないようです。炉内温度を測定したところ、異常はありませんでした。

原因は鋼材の表面に発生した結露でした。マイナスになる極端に寒い場所に置かれていた被塗物を、工場の暖房がよく効いた作業エリアに移動したときに、温度差から表面に結露が発生したものでした。

結露というと、冷たい飲み物を入れたコップの表面にできる、細かな水滴をイメージしますね。でも塗装で問題になる結露は、眼にはなかなか見えないレベルなんです。そのため、JISでも結露そのものではなく、結露の可能性を管理するように指示しています。通常は結露温度より3℃以上高い温度で塗装することが求められます。
結露.jpg
塗装では、冬場は結露肌にご用心を。
posted by COTEC(コーテック) at 19:00 | Comment(0) | 過去記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年11月24日

「機能性コーティングフェア」in大阪に出展決定!

【「機能性コーティングフェア」in大阪】
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日時:2017.12.5(火)(火)
   10:00〜17:30(入場無料)

会場:マイドームおおさか 2階3階会場
   大阪市中央区本町橋2番5号 マイドームおおさか

出展ブース:オーエスジーシステムプロダクツ株式会社
      ブース番号:163

会場へのアクセス: http://www.mydome.jp/access/
※掲載時、会場に関する情報に誤りがありました。
 現在は修正をしております。

●展示内容
バーコーターによる塗工の「困った&大変」を解消する3つの商品を、実機の展示とデモでご紹介!
ご相談とお問合わせにも、担当者が丁寧に対応させていただきます。

【展示その1】
待望の入門機『AFA-Light』の3大特徴を実機でご確認ください!
1.コンパクトで軽量。
2.塗工速度は、低速域に強い。
3.多様なバーコーターやアプリケーターに対応。
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【展示その2】
バーコーターのイノベーション!ワイヤレスバーコーター
1.薄膜に強さを発揮。
2.高粘度にも強い。
3.ワイヤーバーコーターの弱点を完全克服。
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【展示その3】
バーコーター用 超極細SUSブラシ
毛先は直径わずか60μmの超極細なので、歯ブラシでも届かなかった奥の汚れも清浄。
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当日は、実機と商品サンプル、それぞれのカタログをご用意して、多くの皆さまのご来場をお待ちしています。
どうぞお気軽にお声がけください。
posted by COTEC(コーテック) at 07:00 | Comment(0) | 過去記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年11月16日

情報とお刺身の関係を考える…!?【JIS規格について】

お客様からある情報が寄せられました。

「規格が変わって、プルオフ試験で使用するドリー(試験円筒)はφ7mmを使用することになった…と聞いたのですが、φ7mmのドリーはあるのですか?」

びっくりしました。
ドリーの直径を小さくする(=接着面積を小さくする)と、試験精度がどうしても低下します。それはさまざまな実験で確かめられていることです。ですから、いきなりφ20mmからφ7mmに規格を変えるとは思えませんでした。
COTECにあるJIS ハンドブックは2014年版でした。この間にJIS K5600-5-7に大きな変更はなかったと記憶していましたが、念のためにWeb上の情報を検索してみました。するとどういうことか…

「…付着強度試験を片側からだけ行う場合には、直径7mmの試験円筒を使用する」

と掲載されていました。お客様の言われたことは本当(?)でした。
そして、私たちは念のために最新の2016年版JIS ハンドブック(※)を購入したのです。
※お問い合わせをいただいた当時の最新版です。現在は今年のハンドブックが出ております。
JISドリー7mm.jpg
私はこう思います。

情報とお刺身はよく似ている…と。

ネタの良し悪し、鮮度、切り口が重要だと。
今回は残念ながらネタに問題があったようです。
最新の2016年版JIS ハンドブックには、こう記載されていました(便利ですね。Amazonで購入したら翌日には届きました)。

「試験円筒は、ほかで規定がない場合は、直径20mmで、接着面は試験中に変形することのない十分な厚さを持つ。その長さは直径の半分以上であることを推奨する。付着強度試験を片側からだけ行う場合には、直径7mmの試験円筒を使用してもよい。直径7mmの試験円筒を使用する場合には、試験精度を出すために繰り返し10回の試験を実施し、試験報告書には使用した試験円筒の直径を記録する」

たしかに、7mmの試験円筒を使用しても良いという記載が加わりました。7mmの試験円筒を使用する…ではなく『使用してもよい』という消極的な許可です。消極的になる理由は、何といっても試験の結果にバラつきが生じる恐れがあるためです。そのため規格では10回も試験する、さらにはφ20mmの試験ではなかったことを記録に残すように命じています。接着できる面積が小さいなど特殊なケースを想定した救済策としての追記と考えられます。
もちろん、試験円筒の直径は大きい方が試験のバラつきは小さくなることが一般に知られています。
バラつきの大きな試験記録は試験の有効性が後で疑問視されますので、やはりφ20mmで試験されることが原則です。

さらに補足しますと、引張試験機について、
「水圧式、手動式装置は、結果がばらつくとの報告があるので、これらを使用した場合は、試験報告書に使用した試験機を記録しなければならない」
という記載が加わりました。手動式の測定精度に懸念があることが、はっきりと記載されたことになります。
手動式をお持ちの方はご注意ください。

塗装あるいはコーティング膜を形成するお仕事にある方は、正式にJIS規格に則って運用される場合には、JISハンドブックを常備されることをお勧めしたいと思います。ネタはやはり出どころ(産地)のしっかりしたものを選びたいものです。

ところで、切り口も大事ですね。
同じネタを使っても、私が切るのと、優れた板さんが切るのとでは、味は大違いです。
同じネタなのに不思議です。
切り口の重要さを考えつつ、ブログの回も重ねていきたいと思います。

今回も最後までお付き合いをいただきありがとうございました。
タグ:JIS規格
posted by COTEC(コーテック) at 20:00 | Comment(0) | 過去記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年11月14日

【ワイヤレスバーコーター】塗工のコツは?…「急いては事をし損じる」です。

当社ではアプリケーターの実験のお手伝いをさせていただいています。
「うまく塗れなくて困っている」「どういうアプリケーターを選んだらいいのかわからない」というお客様のために、実験のお手伝いをさせていただいています。
もし、お困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。
今回はその実験のこぼれ話です。

大手総合電機メーカーの技術者の方が当社に来られました。
粘度はおよそ1,000mPa/秒ですので、ちょうどはちみつくらいの粘度のほぼ透明な塗工液でした。

バーコーターを使って50μmくらいの比較的に厚く塗る、さらに5μm未満にごく薄く塗る

・・・というのが今回のミッションでした。全自動コーターにワイヤバーコーターを装着して、塗工速度を変えながら実験を繰り返しました。50mm/秒の塗工速度ではまったくダメ、徐々に遅くしていき、5mm/秒まで遅くしたら、何とか塗工液はフィルム状になってきましたが、それでもまだ安定しません。塗膜表面にくっきりとワイヤ跡が残ってしまいます。
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塗面に光源を当てるとスジ状の模様がくっきりと見えます

実験のお手伝いをさせていただいて、気づいたことがあります。
それは多くの場合、ご担当の方が思われているより、適切な塗工速度はずっと遅い場合が多い…ということです。
ですから、もし塗工がうまくいかなかったら、とにかく遅くしてみてください。特に手で塗工している場合、遅いと疲れるので早くなりがちですが、「急いては事をし損じる」が鉄則のようです。
そこで、新しく開発したワイヤを巻かないワイヤレスバーコーターを試してみました。
ワイヤレスバーコーター02.jpg
左側がスパイラルバーコーター、右側のワイヤレスバーコーターの拡大画像です。

このワイヤレスバーコーターで塗工したところ、スジ状の模様が完全に消えました。
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さらに、このワイヤレスバーコーターの4μm用で塗工したところ、本当にわずかですがスジ状の模様が見えました。
ここでも「急いては事をし損じる」…2mm/秒で塗工したところ、お客様も「本当に塗れてるの?」と思うほど、きれいに塗工できました。しかも、虹色の干渉縞が塗面に現れ、一同感動!です。


『ワイヤレスバーコーター』は弊社にて取扱い中です!
デモ用のバーもご用意しております。どうぞお気軽にお試しください。



適切なバーの選定などご相談もお気軽にお問い合わせください!
私たちが予想していた以上に、おもしろい特性を出してくれそうです。
続報を乞うご期待!

posted by COTEC(コーテック) at 19:00 | Comment(0) | 過去記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年11月09日

株式会社ウチゲン東京営業所様でも「CURVE-X3」勉強会を開催いたしました!

【勉強会報告シリーズ No.7】

株式会社ウチゲン様といえば、これまでにも浜松の本社での営業所長会議に特別枠をいただいて、
「CURVE-X3」をメインに勉強会をさせていただき、ユーザー様ならではの熱心なご質問をいただき、
短時間ながら内容の濃い勉強会とさせていただきました。


今回は、さる7月21日(金)に開催した株式会社ウチゲン東京営業所様向けの勉強会についてのご報告です。

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当日は山崎所長含めて5名の社員の皆さまにお集まりいただきました。
前回は全国の所長様向けの勉強会でしたが、東京営業所の場合は、コーテックから最も近く、サポートもしやすい環境にあるということで、営業マンの皆さんにも、「CURVE-X3」についてさらに勉強していただき、精力的に販促していただこうという狙いです。印刷があがったばかりの「カタログ・パンフ」と、実機をお持しての勉強会となりました。

●「CURVE-X3」(新カタログ・パンフの写真、pdfのDL案内)
im_1003_0002.jpg【加熱管理のすべて】
>>PDFカタログはここをクリック!





im_1003_0003.jpg【失敗しないための炉・製品温度管理】





当日お集まりいただいた営業マンの皆さんからは、当社の扱う、
デジタル結露計DewCheck4(デューチェック・フォー)も興味を頂いきました。
【DewCheck4】
>>製品紹介ページはこちらから!
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株式会社ウチゲン様は、塗料・塗装分野から、エレクトロニクス関連分野にいたるまで、
最先端のニーズに応えるカラーエンジニアリング商社として、国内外に拠点、営業所を展開されており営業の皆さんも勉強熱心で当方の想定をこえたお問い合わせなどもいただきました。

あらためてお礼申し上げます。


※戸村の気付き!
一人でも多くの、営業の皆さんにコーテック商品への関心を持っていただき、得意先にお勧めいただくために出来ることは、まだまだ山ほどある!

勉強会についてのご相談は、コーテックの戸村(トムラ)、川喜多(カワキタ)までご遠慮無く連絡してください。
全国津々浦々、出かけてまいります。
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電話:03-6913-6528
FAX:03-6913-6529
e-mail: info@cotec.co.jp
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2017年10月26日

待望のバーコーター入門機、AFA-Light(エイエフエー・ライト)新登場!

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(近日に特設ページ公開予定)

※かねてよりご案内していた「AFA-Compact」は、正式販売を期に「AFA-Light」(エイエフエー・ライト)
となります。どうぞよろしくお願いいたします。

本機の名称からは、従来の全自動アプリケーターをそのまま小型化したと受けとられるかもしれませんが、そうではありません。
本機の重量、サイズの小型化と同時に機能と操作性の簡易化をはかり、お求めやすい価格設定を実現することで、お客様の「膜」をつくるシーンや、ニーズに応じた選択肢をご用意することができました。

本体は共通ですので、ガラスプレートとバキュームプレートの、両方が使用可能となります。
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◯プレートの取替作業は、とても簡単です!
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◯試材の固定は、クランプとバキュームプレートの併用も可能です!
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バーコーターと、多様なアプリケーターでの塗工に対応しています!
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◯AFA-Light(エイエフエー・ライト)の主要特性
・高精度な塗工速度調整⇒1〜150mm/sを1mm/s刻みで高精度に設定可能
・設置場所を選ばないサイズ⇒本体サイズ(D335×W400×H190mm)
・持ち運び可能な重量⇒約11kg
お求めやすい価格設定!


操作イメージの動画も近日UP予定です!

タグ:AFA-Light
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2017年09月27日

7月26日・27日、大阪展示会ご来場の皆様に御礼申し上げます!

先日の台風以降、晴れの日が続く昨今ですが、
それまでは梅雨があけた後のほうが「梅雨」では、と勘違いしてしまいそうな天気が続いていました。
各地で水の被害も出ています。早く、安定した天気に戻って欲しいものです。

時間があいてしまいましたが、
7月26日、27日の両日大阪の大阪市産業創造館で開催された
「機能性フィルム展2017」において、
上市が直前の「AFA-compact」(全自動塗工機のコンパクト仕様)の展示用試作機と
ワイヤレス・バーコーターを展示させていただきました。

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今回の展示は、昨年に続いてオーエスジーシステムプロダクツ株式会社(OSP)様にお声かけ頂いて、
OSP様のブースに「AFA-compact」(全自動塗工機のコンパクト廉価版仕様)とワイヤレスバーコーターを展示させていただきました。

「膜を作りたい」という多くの業界の皆さまから、
安定した高機能と安全な動作環境で定評のある「AFA」のコンパクト・タイプということで、
ご来場いただいた皆さまの関心も高く、多数のお問い合わせをいただきました。

img_170927_02.jpg●AFA-Compact(新カタログ)

会場での、沢山のお問い合わせありがとうございました。
機能、価格については当カタログをご参照ください。
上市時期など、詳細については明確になり次第、当ブログでもお知らせしていきます。


img_170927_03.jpg●膜を作りたい
食品、化学、材料、化粧品など、さまざまな業界で、現場で
「膜をつくりたい」人に読んでほしい!
きっと、あなたの課題を解決するヒントと事例が見つかるはずです。



img_170927_04.jpg●ワイヤレスバーコーター
知らないと損をするバーコーターの情報満載!
ワイヤーバーコーターで塗れないと諦めていた方も、
アプリケーターといえば、ワイヤーバーコーターしか無いものと、思い込んでいた方も、
驚くような解決事例に出会えます。


大阪はじめ、関西地区の皆さん
「ご来場ありがとうございました」m(_ _)m

勉強会についてのご相談は、コーテックの戸村(トムラ)、川喜多(カワキタ)までご遠慮無く連絡してください。
全国津々浦々、出かけてまいります。
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電話:03-6913-6528
FAX:03-6913-6529
e-mail: info@cotec.co.jp
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